白梅学園清修中高一貫部

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2020年7月14日 08:22

梅雨時で、雨が続いています。傘の出番が増えています。

私が小学校1年生の時(もう30年以上前です)、学校の傘立てを担任の先生が見て「バンドで留めている人と、留めていない人がいるね」

という内容のことを話されたことを覚えています。バンドで留めていたほうが、多くの傘が入り見た目にもよいという主旨のことをお話されていました。

傘のマナーひとつとっても、その人の人間性が垣間見えます。

傘立てに粗雑に傘を入れる者、傘を地面に垂直になるように持ち歩かず、平行に持って傘先が他者の迷惑となる者、すれ違うとき傘を傾けず我が物顔で歩く者。

学校で学ぶべきことは、教科の内容だけではないはずです。

他者と生活する上で社会性を身につける場でもあります。

今日、私は担任するクラスで傘の話をしました。数十年後、果たしてどれくらいの生徒が覚えているのでしょう。傘は雨を防ぐものではありますが、植物にとって雨は成長に必要なものです。人の成長も同じです。日々、種をまき続けて花が咲くのをじっくりと待つこととします。

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