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2018年10月16日 00:00
後期、4年生(高1)の数学初回授業では、三角比の測量への活用を実体験すべく、清修の校舎を測量しました。
用意したのは、伊能忠敬の測量方法を模して設計された「カクシリキ」(『数学基礎』実教出版より)。
同位角や錯角の性質から仰角を測ることのできる優れものです。
(ピンクの部分はストロー)
一人ひとり地面から目線までの高さを測り、ストローを覗き込んで測量する校舎内部の頂上を見上げます。
仰角をタンジェントに当てはめ、目線までの高さとたし合わせて校舎の高さを求めます。
全員の測量の平均を出したところ、ほぼ実際の高さを求めることができました。
中にはほぼピタリとあてる凄腕生徒も!大いに盛り上がりました。以下は生徒の感想です。
「本当に測量した機械を見てみたい。伊能忠敬、頭よすぎ!」
「昔の人がよくこんな計り方がわかったなと感心した。楽しかった。」
「自分の目線の低さにびっくり。これが設計とどう関わるのか疑問に思った。」
「とても地道な作業だったので昔測量していた人を尊敬します。」
「タンジェントが1度変わってしまうだけでかなりの誤差が出てしまうのに驚いた。」
「高さは測ったので、坂の深さなども測りたいです。」
また新たな疑問も湧き出てきたようで、何よりです。