新しい時代にリーダーシップを発揮する人材を育成する授業とは―?
新しい学校の開設にあたり、私たちはそれを深く追求してきました。そこで生まれたのが、授業空間から全教育活動が生まれるという「オールインワン」の発想です。中高時代はかけがえのない成長期。清修の授業は、単に知識を詰め込むだけの時間ではありません。教科やカリキュラムの枠を固定しない柔軟なシステムを採用し、教科指導・進路指導・生活指導すべてを包括した教育を展開するものです。生徒の学力はもちろん、未知の分野への関心を高め、コミュニケーション能力・自己教育力啓蒙・社会に出た際のマナーやルール・他者への思いやりが自然と身につくことを目指し、組み立てました。女性として・人間としてのあり方をいかに高めていくか。私たちは、生徒一人ひとりをしっかりと見つめながら、清修ならではの新しい教育を展開していきたいと考えています。
清修では、教科指導、進路指導、生活指導すべてを包括し、わかりやすく知的好奇心を満たし、かつ学業成績を上げる授業を実施します。生徒の信頼や尊敬を授業を通して獲得します。学校行事、教科外活動等は、あくまでも補完的な活動と認識し、授業勝負に徹します。生徒からの信頼が得られない理由は、教科指導力が未熟であると謙虚に反省し、他に責任を転嫁しないスタンスを持ちます。
ほとんど全ての学校の教員は、ホームルーム運営、授業、教材研究、校務分掌、学校行事、部活動、生活指導、進路相談、カウンセリング、保護者クレーム対応、広報活動など多岐にわたる業務に携わっています。近年でも、他校との差別化を図るために、その業務は拡大する傾向にあります。
しかしながら、教師自身に魅力がないと、生徒からの信頼や尊敬の念を得ることはできず、その結果、学校も魅力あるものとはなりません。それらは、生徒に達成感を味わわせることができてはじめて生まれてくるものと考えます。
一例を挙げれば、わかりやすい授業を心がけ、知的好奇心を満たし、学ぶことの楽しさを生徒に持たせることができる教師が、魅力あるものとして生徒の目に映ると思います。教え方はよくわからない、マナーやルールに対してルーズ、言い訳ばかりするといった教師から、指導、助言、叱責を受けても生徒の心には響かず、逆に反発心を煽ることになるでしょう。
あの先生は生徒会活動を通して親切だった、部活動において指導力があるから尊敬できる、遠足のとき一緒にお弁当を食べて楽しかったという印象を与えることのできる教師の指導には、生徒たちも素直に従うものです。しかし、このような夢と希望と持って就職した教師陣も、その多岐にわたる業務に追われ、学校の根幹を成す授業が準備不足になっていることを否定することはできません。
そこで私どもの新設校では、これまで慣習的に行われてきた授業以外の諸活動(部活動・諸行事・職員会議に代表される会議など)を大幅に削減し、教師が教材研究に集中できる環境を整備しております。教師の「授業」という教育活動、「授業」に臨む教師の姿勢を通して、生徒の教科の力はもちろん、コミュニケーション能力、自己教育力啓蒙、社会人としてのマナーやルール、他者への思いやり等が自然と身につくことを目指します。会議数縮小の方向性を考えたとき、職員室内で常時コミュニケーションが取りやすい環境ということとも関連してきますので、職員室(=校務センター)の座り位置は毎日変え、私物や私的な1人よがりのコンセプトさえもパブリック・スペースには入れず、かつ既成の枠に囚われないオープンに思考できる空間にしています。

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